仕事でもプライベートでもパソコンで日常的に作業する場合、マウスを使う以外にショートカットキーも使うと、作業効率がグーッと上がります。
ショートカットキーはキーボード上で、2つ乃至3つのキーを同時押しすることで特定の処理機能(コマンド)が実行できます。
数十もあるショートカットキーをすべて覚える必要はありませんが、基本的な数個を使えるだけでもマウスを何度もカチカチやらずに済み、随分楽になります。
ここではWindows10で使うことのできる基本中の基本の6個のショートカットキーを紹介します。
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ショートカットキーとマウス操作の違い
パソコン操作にとってマウスはとても便利なものですが、それにショートカットキーを加えると、さらに作業効率がアップすることを例を使って説明します。
例えば、パソコンでワードを使って文章を作成しているとします。
文章の一部分をもう一度繰り返して使いたい場合、どうしますか?
1.もう一度同じ文章をタイピングで打ち込む。
単語程度なら短いのでこれでも構いません。
文章となるとこれでは面倒です。
2.マウスを使う。
・文章の使いたい部分をマウスで左クリックしたままドラッグして選択する。
↓
・選択された部分にマウスポインタ―を当てて右クリックする。
↓
・表示されたコマンド一覧の中から「コピー」を選んで左クリックする。
↓
・選んだ文章を打ち込みたい場所をマウスで左クリックする。
↓
・続いて右クリックして表示されたコマンド一覧の中から「貼り付け」を選んで左クリックする。
マウスのクリック動作が左クリック4回、右クリック2回、合わせて6回です。
3.ショートカットキーを使う。
・文章の使いたい部分をマウスで左クリックしたままドラッグして選択する。
↓
・「Ctrl」キーと「C」キーを同時に押す。
↓
・選んだ文章を打ち込みたい場所をマウスで左クリックする。
↓
・「Ctrl」キーと「V」キーを同時に押す。
マウスのクリック動作2回とショートカットキー動作2回、合わせて4回です。
合わせて4回だからマウスのみの6回の場合とあまり変わらないのでは、と思われるかもしれません。
しかし、2回少ないのと、表示れたコマンド一覧表から必要なコマンドを選んでクリックするなどの動作に比べると、ショートカットキーの方が早いし簡単で楽なことを実際にやってみると実感します。
基本ショートカットキー
数多くあるショートカットキーの中から、使い勝手のいい基本のショートカットキーを紹介します。
使うキーは図の赤枠で囲んだ「Ctrl]キーと一箇所に固まって並んでいる「A、S、D、F」「Z、X、C、V」キー、合わせて9つのキーです。
「Ctrl」キーと個別のキー1つを同時に押します。
では、順番に紹介していきます。
[Ctrl+A]:表示されてる文字やファイルやフォルダをすべて選択します。
[Ctrl+S]:文章でも画像でも上書き保存します。
新規作成し、まだ1回も保存していない場合、[Ctrl + S]を押すと「名前を付けて保存」となります。
[Ctrl+D]:現在開いているブラウザのページをお気に入り追加します。
注意:ファイルのアイコンを選択して「Ctrl+D」を実行するとファイルはゴミ箱に入ります。
捨てたいファイルをドラッグしてゴミ箱まで持って行ったり、ファイルの上で右クリックして「削除」コマンドをクリックするのと同じです。
[Ctrl+F]:開いているファイルやサイトの文字検索ウィンドウを開きます。
本文の中から特定の言葉を探すことができます。
[Ctrl+Z]:一旦行った操作の取り消し(アンドゥ)をします。
例えば、文章作成中に操作を誤って削除してしまっても、[Ctrl+Z]で削除前に戻すことができます。
[Ctrl+X]:ドラッグして選んだものをカット(切り取り)します。
Xの形のはさみでカットすると覚えましょう。
[Ctrl+C]:ドラッグして選んだものをコピーします。
Cはコピー(Copy)のCと覚えましょう。
[Ctrl+V]:コピーしたり切り取ったりしたデータを貼り付けます。
ショートカットキーのメリットとデメリット
どんなものでもメリットだけでなくデメリットがありますが、ショートカットキーも同じです。
ショートカットキーのメリット
・マウスでクリックするのと比べ、コマンドの実行が素早く簡単にできます。
・両手がほぼキーボード上にあり、片手をマウスに移動させなくて済みます。
ショートカットキーのデメリット
・コマンドに対応するキーの組み合わせを覚える必要があります。
・どんな操作でも出来るわけではなく、ショートカットキーに割り当てられている以外の処理機能は実行できません。
さいごに
今回は基本中の基本のショートカットキーの使い方についてご紹介しました。
これだけでも、結構キーボード操作が楽になりますので、ぜひ使ってみて下さい。
これ以外にもエクセルやワード用のショートカットキーがあります。
多くのショートカットキーを覚えるのは大変ですが、ショートカットキー一覧表の壁紙も提供されていますので、利用するのもいいと思います。
今回はWindows10のパソコンについてご紹介しましたが、Windowsの以前のタイプでもショートカットキーは同じように使えます。
また、Macでももちろん使えます。そもそもMacの方が先にショートカットキーが使われていました。
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