これまで「片づけ」のメリットや考え方などをお伝えしてきましたが、そろそろ「どうやればいいの?」という声が聞こえてきそうです。
そこで、今回は、「最初の一歩をどう始めるか」をメインに片づけの方法をご紹介します。
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「片づけ」の第一歩は身近なところから
「片づけ」をどう始めるかというと、最も身近なところから始めます。
会社なら机です。
家庭なら、リビングやダイニングのテーブルからです。すでにテーブルが片づいているなら、キッチンの水回りなど、パッと目について、比較的簡単そうな所を選んでいきます。
また、自分の机があるなら机の上からがいいでしょう。
「もっと片づいていないところがあるので、まずそこをスッキリさせたい」と言って、「押し入れ」などの収納に手をつけてはいけません。
どうしてでしょう?
ここで前回同様、「たった1分で人生が変わる片づけの習慣 [ 小松易 ]」の内容をもとに、「片づけ上手」になるための方法を探っていきます。
机やテーブルから取り掛かるのは、比較的片づけやすく、その結果が目に見えるからです。
最初に上手くいったという「小さな成功体験」を確実に積むことが、その後もモチベーションを保って片づけを続けていくのにとても効果的なのです。
一方、押し入れなどの収納は、「片づけ下手」にとってとても難易度が高く、決して最初から取り組んではいけない場所なのです。
著者の小松さんによると経験的に、ほとんどの場合、見事に挫折してしまう場合が多いそうです。
押し入れを片づけ始めると、懐かしい物や思い出の物などが出てきて、気がついたらそれにじっくり見入って、時間が経つのを忘れてしまうこともありえます。
そうなると、片付けどころか、逆に散らかってしまうかもしれません。
いつまで経っても終わらないようでは、片付けの第一歩目から失敗に終わってしまいます。
そうなると、しばらくはか「片づけ」をする気も失せてしまうことでしょう。
不慣れなうちは「君子危うきに近寄らず」で進みましょう。
まとめると、片付けの第一歩は、「簡単に成果が出やすい机の上などの身近なところから始める」ということになります。
「片づけ」成功の3ポイント
「片づけ」を成功させる3つのポイントがあります。
1.片づけ終わった状態(目標、ゴール)を決めて、ありありとイメージする。
目標が定まらないと、行き当たりばったりで出たとこ勝負の作業になります。
仕事の場合、目標に向かってそれを達成するために行動します。
「片づけ」も同じです。目標があることで、それを意識して能率よく進めることができます。
また、片づけ終わった時も、「やったーっ!」と満足感が高くなり、次につながります。
2.1日1箇所、15分だけ
確実に成果を出すためには、集中して進めることが必要です。
それには1箇所を15分と決めて短時間で取り組むと集中できます。
これを日々の予定に組み込んで続けることです。
何箇所も同時並行で、時間を掛けると、注意散漫になり、疲れが出てだらけてしまい失敗に終わります。
3.出す→分ける→減らす→しまう
仕事の机の引き出しを片づけるとします。
引き出しの数が4つあるとしたら、15分間で片づけられそうな引き出しを選びます。
3つも4つも選んでいたのでは、時間内に終わらないでしょう。
例えば一番上の引き出しを1つ選びます。
まず、中のものをすべて机の上に出します。この時に、整理しやすく分けで並べようとか思わず、そのまま出してしまいます。
次に、出した物を「いる物」と「いらない物」に分けます。
前々回の記事「片づけの極意「何を捨てて何を残すか」でときめきの人生に出会える!」も参考にしてください。
その次に「いらない物」を減らします。
減らすのは、自分に必要ない物が対象です。
人にあげたり、売ったり(会社のお金で買ったものはダメです)、捨てたりして減らします。
最後に、「いる物」に分類されたものを、そのまま元の場所に戻します。
ここできれいに整頓してなどと考えていると、あっという間に15分が過ぎてしまいます。
まずは、何も考えずにそのまま戻します。
まとめ
今回は以上になります。
・「片づけ」の第一歩は身近なところから
・「片づけ」成功の3ポイント
について、ご紹介しました。
成功の3ポイントでは、
1.片づけ終わった状態(目標、ゴール)を決めて、ありありとイメージする。
2.1日1箇所、15分だけ
3.出す→分ける→減らす→しまう
を説明しました。
先ずは簡単な場所を選んで、「片づけ」で最初の一歩を確実に成功させましょう。
これからも「片づけの習慣」について説明を続けて行きますので、お楽しみに!
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