電車を利用する人なら、車内に忘れ物をした経験が1度や2度はあるという人は結構いるのではないでしょうか?
かく言う私も生まれてこの方3度ほど忘れ物をしたことがあります。
一般にはどの程度の割合で返ってくるのでしょう?
忘れ物の保管期間はどれくらいあるのでしょう?
忘れ物をした時の対応策として、どんなことをすれば効果的なのでしょう?
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今回はこれらについて調べたことを紹介します。
忘れ物が戻ってくる割合は?
忘れ物を見つけた人がみんな善良なら100%戻ってくる訳ですが、この世の中そうではありません。
平均的には60~70%は戻ってくるようです。
しかし、【荷物の種類】によって戻ってくる割合が違ってきます。
重くて大きくかさばるようなものだと、誰かが持ち去ることは容易ではないため、ほとんど車内に置き去りになり、終着駅で確保されるでしょう。
カバンや書類入れは、平均的な割合に当てはまるでしょう。
財布だと、もっと低くなります。
私の場合は幸いなことに毎回手元に戻ってきたので、対応頂いた方々に感謝しています。
保管期間は?
全国一律ではありませんが、大体次のような流れになっています。
まず鉄道会社で1週間くらい保管されます。
その期間が過ぎると警察の遺失物扱い所へ送られ、遺失物として半年間保管されます。
その間に持ち主が現れなった場合は、その遺失物は鉄道会社の財産となります。
その後定期的に専門業者へ卸されて、処分市等で格安販売されます。
忘れ物はどうやって探せばいいの?
電車から降りて忘れ物に気がついたら、その場で直接すぐに駅員に連絡しましょう。
駅を離れて道を歩いている途中でも、気がついたらすぐに駅に連絡することです。
今はほとんどの人が携帯電話を持っている便利な世の中です。
駅の電話番号は検索して調べられますし、いつでもどこからでも電話を掛けられます。
とにかく「早ければ早いほどいい!」ということです。
連絡の際には、忘れ物をした電車の情報、荷物の特徴をできるだけ詳しく具体的に伝えましょう。
例えば電車の情報では、
・降りた駅名、
・その駅を通過した時間、
・前(後)から何両目の車両、または何号車
・その車両の何番目のドア、
・進行方向どちら側の網棚の上
などです。
その駅の通過時間は電車の時刻表、スマホの電車アプリなどからわかります。
分からなければ大体の時間を推測して駅員に話せば、ほぼ特定してくれます。
車両も正確に分からなければ、大体でもOKです。
出来るだけ情報を駅側に渡すことです。
降りてからすぐの場合なら、電車が次の駅に着くまでにその駅に連絡が行き、忘れ物を確保してもらえる場合が結構あります。
ここで、注意!
せっかく降りてからすぐに気がついて、駅員に忘れ物のことを話しても、中には不親切でやる気のない駅員もたまにいて、
「終着駅に着くまで確認できません。」などと言われてしまう場合もあります。
傘のような物ならまだ我慢できるものの、重要書類の入ったカバンや財布・携帯電話など貴重品の場合は、無くなる確率も高く、そうなった場合のダメージは大きくなります。
ですから、駅員からそんな答えが返ってきたら、「ああそうですか。仕方ないのですね。」などと簡単に引き下がってはいけません。
事の重大さを強く主張して、らちが明かなければその駅員の上司などをつかまえて、必ず対応してもらうようにしましょう。
乗客の忘れ物への迅速な対応は、鉄道会社の大切なサービスです。
因みに、私が忘れ物をした時は3回とも親切な駅員さんに当たりました。
便利なサービスも
最近は忘れ物をしたらどこで失くしたかを知らせてくれる便利なシステムもあります。
失くしたくない大切な物にタグのような物を付けておき、その大切なものが自分の身体から離れたらいつどこで失くしたかをスマホに知らせてくれるというサービスです。
忘れ物の受け取り方法は?
忘れ物を次の駅などで確保できた場合は、待っていれば逆方向の電車で送り返してくれます。
場合によってはその確保してくれた駅まで出向いて受け取ることもできます。
終着駅や保管担当の駅まで行った場合は、3つの方法があります。
1.保管された駅まで出向いて受け取る。
2.数日掛かるが、降りた駅に届けてもらうのを待つ。
3.宅配便で料金着払いで自宅に送ってもらう。
以上は私が1回ずつ経験した3つの方法です。
受取るにあたっては免許証など身分証明となる資料を提示したり、提出したりする必要があります。
また、鉄道会社によっては上記の3種類とは限らないかもしれませんので、その時々で確認が必要です。
私たちの国では、諸外国に比べて落し物や忘れ物が手元に戻って来る確率は幸いなことに高いと言えます。
万一忘れ物をした場合は、簡単にあきらめずに、取り戻す努力をするように努めましょう。
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