図書館の仕事の内容とやりがいは?利用者が喜ぶことがこんなにも!

昔は地方の図書施設と言えば学校の図書室ぐらいしかなかったものが、最近は地域の図書館が充実してきて、私たち利用者にとってとてもお役立ちのありがたい存在になっています。
図書館では本やCDの貸し出しが表立った主な仕事ですが、私たちが受ける快適なサービスを支えるためにその裏にはどんな業務がなされているのでしょうか?
今回は図書館の仕事について普段私たちが気づいていないことも含めてご紹介します。

図書館の仕事

地域の図書館は、私たちが快適に利用しやすいように多くの試みや努力を日々重ねて運営されています。

静かで清潔な室内、快適な温湿度管理、使いやすい書棚・机・椅子、などの施設管理のもと、毎日の利用者に書籍やCDなどの貸し出し、返却業務がなされます。

写真はスェーデン王立工科大学(KTH)の図書室です。

このように、また利用したいと思わせるサービスを支える図書館の仕事を一通り確認していきます。

以下は福岡県遠賀(おんが)町立図書館のサイトを主に参考にさせていただきました。

サイトからは、施設も運営もちょっと失礼ですが、福岡県の一地方にあるとは思えない素晴らしい図書館であることがわかります。

1.貸出・返却の手続き

貸出・返却業務は図書館の顔とも言える表立った主な仕事の一つです。

利用者と図書館員が直接触れ合うとても重要な窓口業務です。

利用者にとって、応対などここの印象が悪いと快適な利用ができないばかりか、もう二度と利用したくない気分になります。

最近ではそんな図書館はまずないと思います。

2.貸出の予約

現在貸し出し中の本を次に借りるために利用者が予約します。

私の住んでいる街の図書館では、予約は直接窓口で行われたり、インターネットですることができます。

インターネットでは、図書館にある本のリストを閲覧できます。

さらに、ある程度の大きさ以上の都市では、市内に数カ所の図書館が設置されています。

市内の他の図書館に希望の本がある場合は、近くの図書館に届くように頼むことができます。

これも直接窓口でも、ネットでもできます。

3.書棚の整理

図書館に行くと、本をワゴンや移動棚に乗せて、書棚の近くで整理している職員さんの姿を見たことがあると思います。

利用者から返却された本は返却処理後に一定数まとめてもとあった書棚に戻します。

その際に、次の利用者のために登録番号順に並べるなど、本を探しやすいように整理します。

4.新聞の整理

図書館に行くと、昼間からソファーに座って新聞を読んでいるシニアを目にします。

シニアにとっても図書館は憩いの時間を過ごすところなのです。

数種類の新聞をボックスに入れたり整理したりします。

また、毎日の地域に関連する記事をチェックし、スクラップ保存しているところもあります。

5.利用登録業務

図書館を利用する際に、館内で本を読むだけなら直接行ってできます。

本やCDを借りる場合、図書館内のパソコンやDVD視聴機器の利用には、「図書館利用カード」が必要です。

そのため図書館利用カードの登録を行います。

6.新規購入のための選書

図書館の本は、利用者からのリクエストなども参考にして、話題の本や必要な本を選書したうえで、予算を考えて新規購入します。

遠賀(おんが)町立図書館の場合、毎週発注しています。

7.地域図書館同士の相互貸借

「リクエスト」で受け付けた本でもすべての本を購入できるわけではありません。

新しく購入することが出来ない本で、他の図書館にある場合は貸出を依頼します。

地域の図書館同士で協力して本の貸借を行い、出来るだけ利用者の希望に沿うようにしています。

8.調べものの補助

これは利用したことのない人が多いと思います。

遠賀(おんが)町立図書館では調べものや探しもので利用者が困っている時に、一緒に探してくれたり情報を提供してくれたりしてお手伝いをしています。

他の図書館でも、調べもので困った時に職員さんに聞いてみたら、案外答えがさっと出てきたりするかもしれません。

9.ナンバー付け装備

棚に並んでいる本やCD,DVDなどの資料はシールやテプラが貼ってあります。

この作業は、利用者が見やすく、探しやすいように工夫をしています。

10.痛み修理

本は何度も貸し借りを繰り返すうちに、どうしても痛んできます。

それを放置するとますます痛みが進んで、利用に耐えない状態になっていきます。

早めに修理すれば、痛みを最小限で止められ、長く利用できるだけでなく、予算のムダづかいを避けることができます。

専用のテープやのりを使って本の傷みの修理を行っています。

11.館内イベント・特集などの催し

市町村の広報を見ると、毎月のように地域図書館の催し予定が掲載されていることに気づきます。

図書館に入るとすぐの場所の棚に特集の展示物があったりします。

一年を通して図書館では講演会、講座などの催しが開催されています。

季節感あふれ、旬な話題で魅力ある特集を作るべく企画を練って準備するのも図書館員の仕事です。

12.地域学校への配本サービス

遠賀(おんが)町立図書館に限ったことではないと思いますが、町内の幼稚園・保育園・小学校・中学校への読書活動を支援しています。

そのために年に数回、本の貸出・回収を行っています。

13.ブックスタート・セカンドブック

「ブックスタート・セカンドブック」は全国的な広がりを見せている活動であり事業です。

「ブックスタート」は、絵本を介してあかちゃんと保護者が楽しい時間を共有することを支援します。

もう少し成長した幼児や児童に本を贈って、引き続き本を楽しむ習慣を身につけるのを支援するのが「セカンドブック」です。

遠賀(おんが)町立図書館でも「ブックスタート・セカンドブック」を進めています。

4ヶ月児の健診時に、ブックスタートパックを手渡してボランティアと一緒に説明を行います。

その後さらに絵本を楽しめるよう、1歳6ヶ月児健診でセカンドブックのリストを渡して絵本を紹介しています。

14.おはなし会

子供を対象にした絵本の読み聞かせ会は全国各地で行われているようです。

遠賀(おんが)町立図書館でも、幼児から小学生低学年と保護者を対象に、毎週土曜日に絵本の読み聞かせ会が催されされています。

この会にはボランティアが協力します。

さらに、2歳までを対象とした読み聞かせを毎月第3水曜日に行っています。

まとめ

今回は図書館の仕事をリストアップしたところ、次のように14項目もの業務が出てきました。

1.貸出・返却
2.貸出の予約
3.書棚の整理
4.新聞の整理
5.利用登録業務
6.新規購入のための選書
7.地域図書館同士の相互貸借
8.調べもののお手伝い
9.ナンバー付け装備
10.痛み修理
11.館内イベント・特集などの催し
12.地域学校への配本サービス
13.ブックスタート・セカンドブック
14.おはなし会

これらは福岡県遠賀(おんが)町立図書館のウェブサイトを参考にさせていただきましたが、全国の各市町村の図書館でも少なからず同様の仕事になっていると思われます。

図書館員の方々の業務はこのように多岐に渡っているので、どれにも対応できる多様な能力が求められます。

一見、窓口の貸出・返却の業務ばかりが目につきますが、よく観察してみると、なるほどなあと思い当たることばかりです。

私たちは図書館員の方々のお仕事に感謝しつつ、これからも楽しく快適に図書館を利用させていただきましょう。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする