前回の『「片づけ下手」が「片づけ」に必ず成功する!ための第一歩の始め方』の中で、ものを「分ける」ことをお話しました。これは以前にも書いた「何を捨てて何を残すか」を実行することになります。
これをどうやればいいかが分からないとおっしゃる人も多いと思います。
今回はどのようにしてものを分けていくのかを中心に、「片づけ」について話を展開していきます。
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「捨てる・捨てない」の基準
「片づけ」が苦手な理由の一つに、「何を捨てて何を残すかを即決められない」ことがあります。
これは「片づけの方法を知らない」ということと同じです。
「決められない」理由は、判断基準が明確になっていないからです。
では、この「判断基準の明確化」はどうすればできるのでしょうか?
ここで前回同様、「たった1分で人生が変わる片づけの習慣 [ 小松易 ]」の内容をもとに、「片づけ上手」になるための方法を探っていきます。
この本では、「捨てる・捨てない」を一発で決める基準を次のように示しています。
「ほかで入手することが可能か、不可能か」
まったく価値のない物なら、捨てる判断は誰にでもできます。
そうでない場合に、迷いが出てなかなか決められません。
そんな時に、この判断基準を使えば、即決められるということです。
この世で唯一の大切なもので、一度失うと再び入手することは不可能、なんていうものはそうそうあるものではありません。
欲しい情報はたいていネット上で探せば入手できることが多くなっています。
新聞や雑誌などは、必要になったら図書館に行けばあったり、バックナンバーを求めればよい場合がほとんどです。
この行為自体、ほとんどしないでしょう。
仕事で使う資料だって、個人持ちせずに関係者で共有すれば済むものが多くあります。
そんなもので机の引き出しを満たしておくのは、引き出しのスペースの無駄使いになり、もったいないことです。
このように、結構多くのものが「捨てる」側にあることがわかります。
「いつか使う(かもしれない)」ものは、まず使いません。永遠に使わないと言ってもいいでしょう。
捨てるのはだれにとっても怖いことですが、勇気を出して捨てましょう!
それでも迷ったらこうする
とは言っても実際には「本当に判断がつかない」場面に出くわすかもしれません。
そんな時はどうするか?
こうしましょう。
「保留にしましょう!」
「えーっ、なんだよ!」「そんなんでいいの?}
と言われそうです。
他に方法がありますか?
「迷ったら捨てる」という思い切りのいいセリフをを言いたいところですが、仕方がありません。
しかし、ただの保留ではありません。
保留箱を用意して、保留期限を書いた紙を張り付けるのです。
あるいは、場合によってはもの単位で期限を決めて、紙で表示してもいいでしょう。
そしてその期限内に見直して、それでも判断がつかなければ、いよいよ「捨てる」ことを決断します。
但し、保留期限を1年も2年も先にしてはいけません。
1ヶ月~3カ月程度にします。
長くても6ヶ月にして、その間に使わなかったり、判断がつかないようなものは、その後もずーっと使いません。
ここで注意することは、保留箱を押し入れなど見えない所にしまい込まないことです。
目に見える気になるところに置くようにします。
そうしないと、期限が来ても気がつかず、保留していることを忘れてしまうかもしれません。
まとめ
今回は、
・「捨てる・捨てない」の基準
・それでも迷ったらこうする
について、お伝えしました。
勇気を持って捨てられる状況を作ることが、「片づけ」にとって大きなポイントになります。
小さな一歩を積み重ねて「片づけ」を確実に成功させましょう。
これからも「片づけの習慣」について説明を続けて行きますので、お楽しみに!
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