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スーパーヤオコーが川越に作った美術館の設計はあの有名な伊東豊雄!

ヤオコーと言えば、関東一円に多くの店舗があるスーパーで、地域の人々の生活に欠かせない存在になっています。そのヤオコーが本拠地の埼玉県川越市に「ヤオコー川越美術館」を開設していて、私は2015年に初めて訪れました。
美術館なので、収蔵されている絵画が最も重要視されるべきですが、その絵画のよさを鑑賞者に的確に伝えてくれる役割を果たすのが入れ物、つまり建物も素晴らしいのです。ヤオコー川越美術館はあの世界的建築家である伊藤豊雄氏の設計によるものです。今回は絵画の魅力と共に建物についても紹介します。

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ヤオコー川越美術館とは?その成り立ち

埼玉県川越市にあるヤオコー川越美術館は氷川神社の裏手、新河岸川の向こう岸にあり、別名三栖右嗣(みすゆうじ)記念館と呼ばれています。

この別名が示す通り、館内は洋画家故三栖右嗣氏の作品で埋め尽くされています。

特に館内ラウンジの壁一面に掲げられている「爛漫」という枝垂桜の絵は圧巻です。

そもそも三栖右嗣作品を中心に展示しているのは、ヤオコーの会長川野幸夫氏の母であり創業者の故川野トモ氏が、三栖右嗣の絵を一枚求めたのが縁です。

川野親子が三栖氏と親交を深める中で、川野氏が所有する絵も徐々に増えていき、2012年にヤオコー創業120年記念事業として美術館の開設が実現しました。

ヤオコー川越美術館の売り、“三栖右嗣”の作品集

三栖は風景、人物等多くの作品を残しました。

その中でも圧巻は、ヤオコー川越美術館のラウンジの壁一面に掲げてある500号の大作「爛漫」です。

1996年の三栖晩年の作品ですが、離れてみてそのスケール、豪華絢爛さに感動し、近づいてみると、その精緻さに驚かされます

一面に咲きほこる枝垂桜は、自然の生命の躍動感を画面いっぱいに表現しています。

私が好きな作品は、「林檎のある風景」です。

収穫期を過ぎたリンゴ畑にリンゴの木の根元に散らばった数十個のしなびたリンゴが描かれています。

普通、誰も目に留めないような風景をとてもリアルに力強く描いています。

人物画では、三栖が母親の裸体を描いた「老いる」の力強いリアルさが画面から飛び出してきます。

その他、静物も含め数多くの作品が収められていて、観る側を飽きさせません。

ヤオコー川越美術館を一段と上質にしている伊東豊雄設計の建物

ヤオコー川越美術館は伊東豊雄氏による設計です。

伊東氏と言えば、建築のノーベル賞と言われる「プリツカー賞」を受賞した世界的建築家です。

また、2020年東京オリンピックの国立競技場コンペで、最後まで隈研吾氏と競ったことは記憶に残っているところです。

私の頭の中では、伊東氏の作品の方が斬新で素晴らしいと思っていたのですが、残念でした。

ヤオコー川越美術館がその伊東氏の作品だったとは驚きでした。

外観は写真のようにいかにも近代的な洗練された感じの建物です。

エントランスから中に入って一つ目の部屋で思わずほーっと息をのみます。

洞窟の中に天井から大きな丸い柱が下りてきているイメージです。

ラウンジでは定期的にコンサートも開かれています。

全部で4つの部屋からなっていますが、外に出ると味わえない独特の雰囲気を楽しむことができます。

まとめ

今回はヤオコー川越美術館について、

・ヤオコー川越美術館とは?その成り立ち

・ヤオコー川越美術館の売り、“三栖右嗣”の作品集

・ヤオコー川越美術館を一段と上質にしている伊東豊雄設計の建物

を説明しました。

小江戸川越に行ったら、古い町並み見物や名物の食べ歩きに加えて、ヤオコー川越美術館もぜひ覗いてみて下さい。

あなたの旅がぐーっと充実した思い出深いものになりますよ。

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